金正恩総書記が「社会主義建設の新たな発展のための当面の闘争方向について」という歴史的な施政演説を行いました
 朝鮮労働党総書記で、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長の敬愛する金正恩同志が9月29日、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回会議の2日目の会議で、「社会主義建設の新たな発展のための当面の闘争方向について」という歴史的な施政演説を行いました。
 金正恩総書記は演説で、社会主義に対するゆるぎない信念と固い意志を持って偉大な新しい勝利を目指した堅忍不抜の勤労の闘争を繰り広げている数千万の人民の期待の中、尊厳ある共和国の最高政権機関の会議に参加した代議員を祝い、激変する主観的・客観的情勢に応じて社会主義建設の新たな発展を力強く促すための共和国政府の施政方針を示しました。
 総書記は、偉大な金日成金正日主義を指導的指針として成功裏に前進してきた朝鮮式社会主義の建設は、朝鮮労働党第8回大会を契機に、わが国家第一主義を全面的に具現する画期的な発展の段階に入ったとし、政治、経済、文化、国防、対外関係をはじめ、各部門で起きている肯定的な変化について概括して分析しました。
 総書記は、総体的に見て、朝鮮式社会主義は、絶えず強化する主体的勢力に依拠してさらに新たな活力を持って自分の発展の道を勢いよく前進していることを堂々と自負できると言明しました。
 総書記は、施政演説で目下、共和国政府の政策的課題について詳しく述べました。
 総書記は、共和国政府が一貫して堅持すべき重要な課題は、朝鮮式社会主義の政治的・思想的威力の強化に引き続き大きな力を入れることだ、
 党と人民の一心団結を基本とするわれわれの政治的・思想的威力は、チュチェの朝鮮固有の不可抗力で、社会主義建設の新たな発展を推し進める決定的要因である、人民大衆第一主義をわが国家の政治風土、国風にするための活動をいっそう着実に、目的志向性をもって展開しなければならないと述べました。
 金正恩総書記は、国家経済の自立的で、全般的な発展を強力に進めるための政策的課題について具体的に示しました。
 総書記は、人民経済の主要部門に原料を供給する基本的生産部門である金属工業と化学工業の発展を、経済全般の発展に優先させる原則を確固と堅持することに触れました。
 そして国家的に電力と石炭工業部門への投資を増やし、物質的・技術的土台の強化に力を入れて人民経済の当面の需要だけでなく、長期的な需要も十分満たすようにするべきだ、とし、人民経済の先駆けである鉄道を全般的に改造するための課題を示しました。
 また、機械工業と情報産業を発展させて、設備の国産化と人民経済の近代化の実現で重要な役割を果たすようにするべきだと述べました。
 総書記は、建設部門でソンシン地区とソンファ地区の住宅建設を今年中に完工し、次の段階の1万世帯の住宅建設に続けて着手して、また一つの近代的な区域と通りを建設し、新たな建築形式を積極的に受け入れて、首都建設で新しい転機を迎えるべきだと述べました。
 さらに人民軍が受け持って推し進めているコムドク地区の建設を早いうちに締めくくり、各道、市、郡でも、住宅建設を大々的に行って、人民みなが立派な住宅で文化的な生活を享受するようにするべきだと述べました。
 総書記は全国的な国土建設総計画を正しく作成し、各道、市、郡で治山治水など国土管理を責任を持って行って、5ヵ年計画期間内に大水による被害の危険性を基本的になくし、国の生態環境を一新して、都市の園芸緑化の水準を高めるための中長期的なグリーン成長計画を着実に進めることに触れました。
 そして、目下、経済に対する指導と管理を画期的に改善するのは、国家経済の自立性を強化し、その潜在力を発揮する上で焦眉の課題となっているとし、内閣が国家経済発展5ヵ年計画遂行の司令塔としての役割を果たすための方法について詳しく指摘しました。
 また、対外経済活動に対する国家の指導に力を入れて、すべての貿易活動を経済部門の輸入依存度を減らし、自立性を強化する方向で拡大させ、発展させ、経済管理分野で国家経済指導機関の実行力を強化し、勤労者の利益をはかるための科学的な方案を真摯に研究し適用することに触れました。
 さらに社会主義建設の新たな発展を遂げる上で目下、最も重要で死活がかかる革命課題は人民生活を安定させ、向上させることだとし、そのための政策上の諸問題について詳しく述べました。
 総書記は人民に安定した裕福な生活を提供するには、農業の発展に優先的な力を入れるべきだとし、農業生産を飛躍的に発展させ、近い将来に食糧問題を完全に解消しようとの朝鮮労働党のゆるぎない意志と決心を披瀝しました。
 そして畜産部門で草と肉を替えることについての党の政策どおりに、ヤギと牛の頭数を画期的に増やし、大衆上げての運動でウサギの飼育を大々的に行い、資料単位を極力下げる一方、家畜防疫の改善に注目するべきだと述べました。
 特に、党の新しい育児政策を着実に実行し、全国的な乳製品の産量を今の3倍以上に増やし、乳製品の加工技術を発展させ、その品質を徹底的に保障しなければならないと述べました。
 また果物と野菜の生産を集約化し、大規模な野菜ハウス農場を多く建設し、油脂作物、糖類作物など工芸作物の生産を盛り立てて、人民生活に実質的に役立つようにするべきだと述べました。
 金正恩総書記は農業部門に対する国家の支援を強化すること、各市、郡の食糧行政事業所を整え、穀物加工工程を近代化すること、国家が来年から各市、郡にセメントを無条件保障することを政策化、法制化して地方建設の発展を促し、社会主義農村の面貌を改変させることについての重大な計画と構想を具体的に示しました。
 金正恩総書記は軽工業を発展させて人民の物質文化生活を向上させることについての政策的課題に触れました。
 金正恩総書記は消費財の生産で人民性を高めることに特に触れ、消費財の品質を高め、品種を増やし、コストを下げることを軽工業部門の主な課題として打ち出しました。
 金正恩総書記は水産業の発展に力を入れることについての政策的課題に触れました。
 総書記は国の文明水準は国力を評価する重要な尺度で、国家の繁栄と発展、未来のシンボルだとし、科学と教育、保健医療をはじめ社会主義文化の全ての分野を発展させるうえで重要なことを明らかにしました。
 そして人民と次の世代の運命、精神文化生活に責任を持ち、正しい道へと導く使命を負っている共和国政府は当然、文学芸術と出版報道、スポーツを時代と現実、人民の要求と志向にふさわしく発展させるべきだとし、そのための当面の課題を示しました。
 金正恩総書記は現下、共和国政府が最大に重視し、完璧を期するべき事業である防疫対策をより強化することについての課題を示しました。
 金正恩総書記は共和国武力を全面的に打ち固め、国防工業の主体化、近代化、科学化を高い水準で実現して、第8回党大会が打ち出した国防建設の目標を徹底的な実践で貫くことについて述べました。
 金正恩総書記は社会主義法律制度を強化し、時代の要請に即して人民政権の機能と役割を一層高めて、われわれの政治・思想陣地、階級陣地を全面的に打ち固めることに触れました。
 金正恩総書記は依然として不安で由々しい梗塞局面から脱皮されずにいる今の北と南の関係と朝鮮半島の情勢について概括して評価し、現段階での対南政策を闡明しました。
 総書記は今、南朝鮮で共和国を「けん制」するとの口実のもと、各種軍事演習と武力増強が露骨に進められており、われわれを刺激し、時となく因縁をつける不順な言動が続いているとし、北と南の関係の悪化の原因を知っていながらもそっぽを向け、放置し、何の変化も見せない南朝鮮当局の態度を指摘しました。
 そして、今、北と南の関係は現在の冷却関係を解消し、和解と協力の道へと進むのか、さもなければ対決の悪循環の中で引き続き分裂の苦痛をなめるのかという曲がり角に立たされているとし、北と南の関係を根本的に解決するうえでの原則的な問題を明らかにしました。
 また共和国に対する対決的な姿勢と常習的な態度から変えるべきで、口先でなく実践で民族自主の立場を堅持し、根本的な問題から解決しようとの姿勢で北と南の関係に臨み、北と南の間に採択された宣言を重く受けいれ、まじめに履行するのが重要である、
 この頃、アメリカと南朝鮮が懸念される過度の武力増強、同盟軍事活動を展開して朝鮮半島周辺の安定とバランスを破壊し、北と南の間のより複雑な衝突の危険を引き起こしていることを注視している、
 北と南の関係が回復し、新たな段階へと発展していくのか、さもなければ今のような悪化状態が続くのかは南朝鮮当局の態度如何にかかっていることを改めて明白に思い起こさせる、
 われわれは南朝鮮に挑発する目的も理由もなく、危害を加える考えもない、南朝鮮は北朝鮮の挑発を抑止するべきだという妄想とひどい危機意識、被害意識からいち早く抜け出すべきだとし、梗塞した今の北と南の関係が一日でも早く回復し、朝鮮半島に強固な平和が訪れることを望む全民族の期待と願いを実現するための努力の一環として、いったん10月初めから関係悪化で断絶させていた北と南の間の通信連絡線を再び復元する意思を表明しました。
 金正恩総書記は今の国際政治情勢を分析し、対外活動部門が多事にわたり、変化の多い外部の環境により主動的に、積極的に対応していくことについて明らかにしました。
 アメリカの新政府の発足以来、これまでの8ヶ月間の行跡が明白に示しているように、われわれに対するアメリカの軍事的脅威と敵視政策は少しも変わっておらず、かえって、その表現の形と手法はさらに狡猾になっている、
 今、アメリカが「外交的関与」と「前提条件なしの対話」を主張しているが、それはあくまで国際社会を欺瞞し、自分たちの敵対行為を覆い隠すためのベールに過ぎず、歴代のアメリカ政府が追い求めてきた敵視政策の延長線上のものでしかないとし、
 対外活動部門で今のアメリカ政府の対朝鮮の動向とアメリカの政治情勢の展望、急変する国際勢力関係を相互関連の中で厳密に研究し、分析したのに基づいて、共和国政府の対米戦略的構想を徹底的に実行するための戦術的対策を講じるのに万全を期することについての課題を示しました。
 金正恩総書記は共和国政府はこれからも共和国の自主権を尊重し、友好的に接する世界の全ての国々との善隣友好関係を発展させていくだろうとし、朝鮮半島の平和と安定を守るための闘いで責任と役割を果たしていくだろうと確言しました。
 そして朝鮮労働党と共和国政府は偉大な人民の前に限りなく忠実で、最大の努力でもって重い使命と責任を全うするものとの固い意志を厳かに表明し、以民為天、一心団結、自力更生のスローガンを高く掲げて、偉大な祖国、朝鮮民主主義人民共和国の繁栄のために、偉大な朝鮮人民の幸福と安全のために、朝鮮式社会主義建設の新たな発展のために力強く働こうと熱く呼びかけました。