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教育者の栄誉を胸に
 ピョンヤンのチュン区域にあるリョングァン高級中学校のソン・ギョンヒさんは新たな教授方法を駆使することで生徒や父兄に尊敬される30代の先生です。





 外国語科目の教授で生徒の認識能力と応用能力を最大限に引き上げるため思索を重ねるソンさんの胸には、国の未来を育むという教育者の栄誉が秘められています。
 10数年前、キムチョルチュ師範大学を卒業し、ここの学校の教壇に立った時、ソンさんはしばらくの間は難儀しました。
 大学の時から模索して来た自分流の外国語の教授方法が教育現場では効果を現さなかったからでした。
 このようなソンさんに力を足してくれたのは教育者の夢を抱かせ、それを実現するよう積極的に後押しした中学時代の担任教師でした。
 昨日の教え子に担任教師は新しい教育方法を一つ編み出し、今に使われる教具の一つを出しても国の未来に責任を持つという立場から探求し、努力すべきだと教えました。
 それ以来、ソンさんは、教育の世界トレンドを研究し分析して教育現場に取り入れる上で、あくまでも生徒の実力向上に見合った教育の成果をあげることに重点を置いて思索を重ねました。
 生徒が教授の内容を原理的にやさしく理解できるよう、その方法を絶えず探求するのに時間を惜しみませんでした。
 この過程に、ソンさんは生徒が中学時代に高い外国語の活用能力を身につけるよう、実利があり、優れた教育方法と教具などを次々と出しました。
 ソン・ギョンヒさんのお話です。
 「生徒を創造型・開発型の人材に育てるため教員自らが資質向上に励み、新しい教授方法を活発に編み出しています。
 これを通じて、生徒が正しい発音を習い、ヒアリングと会話の能力を高めるのに足しになる音声認識プログラムを利用した新しい教授方法、そして会話と翻訳のコツを生徒が興味津々たる授業の中で会得できる色々な手法が大いに活用されています」
 ソンさんは10あまりの新しい教授方法の登録証書や実験器具及び教具の考案証書を受けており、生徒の誰もが待っている授業の主人公としてみなに尊敬されています。