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クムガン山のサムソン岩
 クムガン山は壮大で景色が美しく、奇岩怪石の景観によって朝鮮の6大名山
の一つに数えられています。
 サムソン岩はクムガン山の数多くの奇岩の一つです。



 世の中のありとあらゆるものをひとところに集めたようだと言って、そう名づけられた万物相というエリアの入り口にあります。
 天を突くように高く聳えたこの岩は、特に奇妙で美しいことから天然記念物に指定されています。
 サムソン岩は中生代ジュラ紀のタンチョン岩群の花崗岩から成っています。
 高さが30メートル位の三つの岩は形が似たようですが、まちまちの特徴を持っています。
 前のものは矛先のように鋭く、中のものは少し鈍く、後ろのものはもっと鈍く見えます。
 サムソン岩の岩間には松とつつじなどの植物が強く根を下ろして育っているので、これまた風致づくりに一役買っています。
 サムソン岩は地殻運動と地形の発達を見せるので学術的に意義があるだけでなく、世界的な名山であるクムガン山の景色を一層引き立てています。