ペクトゥ山地域のユニークな地質地点(1)

ヒャンド峰の火山はペクトゥ山のカルデラ湖である天池の外輪山の東部にあります。標高は2712メートルです。
火山の頂点は1~15メートル厚さの軽石に覆われています。
陥没段階に、天池の方のヒャンド峰が落ちて、急傾斜を成しました。
ヒャンド峰の火山を始め、ペクトゥ山の天池の外輪山を成している峰々そのものが火山です。

ペクトゥ山の天池の噴火口は山が陥没してできましたが、そこに水が溜まってカルデラ湖になりました。
ペクトゥ山の天池は世界的に高い所にある火口湖に属します。水面の標高は2190.15メートルです。
湖の面積は9.16平方キロメートル、周囲の長さは14.4キロメートル、最大水深は384メートル、水量は19億5千5百万立方メートルに上ります。
天池の主な水源は大気降水と底から湧き出る地下水です。
天池は朝鮮の湖の中で一番先に厚く凍る湖です。10月中旬から凍り始めて、翌年の6月中旬に完全に解氷します。氷の厚さは最大1.5メートルです。

ペクトゥ温泉は、カルデラ湖の湖岸に沿ってベルト状にあります。熱い火山性ガスによって形成されました。
チュチェ73(1984)年1月21日に発見されました。
温泉の総ミネラル成分は2.3g/Lです。主なイオン成分はナトリウムイオンと水素炭酸イオンで、その他、硫酸イオン、塩素イオンも少しずつ含まれています。
pHは7.2であり、最高温度は約73℃です。