/ 政治 - 為民献身
海軍武力の急進的な発展
 久しい前から慣行化されてきた米韓の軍事演習が、一度も挑発的性格や危険性を帯びていない時はありませんでしたが、最近になって核要素が含まれる軍事的結託を企んでいるという特徴からして、その重大さはさらに増大しています。
 このような情勢の移り変わりは、共和国が主動的で圧倒的な変化でもって対応することを求めています。
 特に、国家防衛の重要な空間で任務を受け持っている海軍の作戦能力を超急速に成長させるのは、共和国武力の発展の見地からしても、また国家の地政学的特殊性に基づく軍事学の見地からしても、一時も延ばすことのできない最重大国事となっています。







 2025年8月18日、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩総書記は、駆逐艦「チェ・ヒョン」号を訪問し、艦の武装システムの統合運用試験過程を確認しました。
 この日、金正恩総書記は、8月と9月に予定されている段階を完結し、計画通りに10月中に次の段階である艦の性能と作戦遂行能力評価工程へ移行することを強調しました。
 金正恩総書記は、ナンポ造船所で建造している3番目となる「チェ・ヒョン」級新型多目的駆逐艦の実態と展望計画についての報告を受け、船舶工業分野の技術者と専門家と重要な談話をしました。
 総書記は、われわれの海軍は近い将来、国家核武力の構成と核使用の領域で一翼を担当する頼もしい力になるだろう、これはわれわれの海軍戦力が国家防衛戦略の遂行と戦争抑止力の行使により適合化するということを意味すると言いました。
 続けて、地域の安全環境を管理・維持し、国家の主権安全を鉄桶のごとく守る上で最も信頼できる確固たる方途と保証は、敵がわれわれを恐れるようにつくることだけだとし、情勢の管理と国家防衛戦略に関するわれわれのこのような見解にはいささかの変化もないだろうと強調しました。
 今年6月12日、再び、新型多目的駆逐艦の進水記念式が行われました。
 新しい駆逐艦は「カン・ゴン」号と命名されました。
 この駆逐艦は海上防衛のための主動的な牽制勢力として、朝鮮東海はもちろん、太平洋をわが家の庭のように出入りしながら、国家の主権に挑戦し、平和と繁栄の権利を侵害しよう とする敵対勢力を沿海と大洋、地上のどこにいても報復打撃を加えられるよう朝鮮式に開発され、威力が向上した総合的な戦力を備えました。
 海軍戦力をより全面的に、加速的に進化させることによって、敵が朝鮮の周辺海域で侵略的性格の行動に出る思いもつかないようにしようというのが、まさに、朝鮮の決心です。