金 正 恩
新たな建設革命により、朝鮮式社会主義の文明の発展を先導しよう
第2回建設部門活動家大講習会の参加者に送った書簡
チュチェ111(2022)年2月8日
朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会の決定を貫徹して、意義深い今年に祖国の歴史に栄えある一ページを記す革命的熱意によって社会主義建設の全ての部門が沸き立っている中、第2回建設部門活動家大講習会が開催されることになります。
党の雄大な構想に従って全国を今一度見違えるほど変貌させる新しい大建設時代が開かれている時に、創造と変革の基本戦線で活躍する建設部門活動家が一堂に会し、近年の建設事業における成果と経験、欠点と教訓を分析・総括し、わが党の建築思想と建設政策で再武装するのは非常に時宜にかなっており、意義のあることです。
私は、社会主義建設の新たな高揚期、全面的発展期を切り開く闘争で一段と向上したチュチェ建築の発展ぶりと威容を誇示する強い熱意を抱いて今回の大講習会に参加した建設部門の活動家を熱烈に祝います。
また、党の呼び掛けに応えて文明富強の強国を目指す大建設戦域で、わが国の力と気概を轟かせ、労働党時代の建設神話を創造している全国の全ての建設者と人民軍軍人にあつい戦闘的な挨拶を送ります。
史上初の困難な状況の下で最大の奮発力を発揮して社会主義建設の新たな勝利を勝ち取るための現段階の闘争において、建設部門の位置と役割は極めて重要です。建設部門が全ての部門の先頭に立って時代の文明を先導し、力強く前進してこそ、人民の革命的気概と闘争熱意が絶えず高まり、朝鮮式社会主義が活力に満ちて前進し、偉大な強国の明日が早まるのです。
それゆえ、わが党は今回の大講習会を非常に重視しており、講習がチュチェ建築の新たな飛躍と発展のための転機になることを期待しています。
わが国の建設史で初めて行われた第1回建設部門活動家大講習会は、わが党の人民大衆第一主義建築理念を建設分野に立派に具現して、建設の大繁栄期をもたらす上で主なる里程標となりました。
大講習会を契機に、建設部門活動家の思考と実践では革新的変化が起こり、建築の設計と施工の水準が大きく発展しました。図式化され、硬直したかつての枠から脱して創造的かつ独特な様相の建築物を思いのままに設計しうる土台と経験が積まれ、施工陣容が拡大され、技術・技能水準も著しく向上しました。
大建設の兵器廠である建材工業部門の物質的・技術的土台を拡大・強化するための措置が実行され、仕上げ建材の国産化においても一定の前進がありました。
一言でいって、建設の大繁栄期が開かれている中で、われわれのチュチェ建築、建設部門は大きな発展を遂げ、世界に誇るに足る記念碑的建造物を数多く立ち上げました。
第1回建設部門活動家大講習会以降、われわれは毎年一つの近代的な通りに匹敵する大規模の建設対象を完工し、都市建設と農村建設、産業建設と文化施設建設の分野においてチュチェ建築の新しい基準、モデルになりうる素晴らしい建築物を創造しました。われわれの設計家と建設者の英知と才能がこもっている三池淵市の機関所在地と農村、黎明通りと未来科学者通り、仲坪野菜温室農場、科学技術殿堂と陽徳温泉文化休養地のような創造物は、労働党時代の文明の新しい姿を堂々と自負できるようにするチュチェ建築の大傑作です。
昨年だけでもわれわれは、松新・松花地区に1万世帯分の近代的な住宅を建設し、検徳地区の5000世帯住宅建設を成功裏に推し進めて、5カ年計画に示された住宅建設目標を達成しうる突破口を開き、普通江川岸段々式住宅区を特色のあるものに建設して新しい建築様式を創造し、全国に一般化させることができる優れた経験を積みました。また、党が人民と約束した平壌総合病院と元山葛麻海岸観光地区の建設、C1化学工業創設の対象工事と端川発電所の建設、金化郡地方産業工場の改造・近代化工事をはじめとして、全国の建設戦域で目覚しい成果が収められました。
われわれがとりわけ誇りを持って総括する成果は、わが党と国家と人民にとってその政治的・戦略的意義が非常に大きい三池淵市建設を成功裏に終了したことです。これによって、われわれは党の革命伝統を固守し、領袖の革命業績を永遠に輝かせようとする全人民の信念と意志を誇示するとともに、地方建設のモデルを創造し、
われわれの社会主義大建設は、国家と人民の前にかつてなく甚だしい挑戦と障害が横たわっている状況下で、国力強化の大業と各分野の革新的変革を推し進める張り詰めた闘争の中で瞬時も中断することなく、それも類例なく膨大かつ大胆に、独特でありながらも近代的な様相を帯びて立体的に展開されました。これは困難に直面してもためらうことなく、社会主義の明るい未来を目指して力強く前進するわが人民の強い信念と高度の創造精神、強い愛国的熱情と雄大な目標の実現へと邁進するわが国家の発展ぶりと潜在力に対する明白な実証となります。
われわれは、ここ数年間達成した建設成果と一段と高まった建築術に対して当然自負を持って総括することができ、これはチュチェ建築発展の明るい将来を楽観できるようにします。同時に、われわれの掲げた遠大な理想と抱負に合うチュチェ建築のさらなる発展のために、教訓とし克服すべき欠点と偏向についても正確に分析・総括し、必ず是正することが大切です。
今、建設部門には早急に是正すべき欠点もあり、補強を要する側面も少なくありません。設計部門では全ての建築物を、わが人民の美感と情緒を反映し、非反復的で特色のあるものにし、その使命と機能に合わせて実用的に設計できない欠点が現れています。室内装飾設計と家具設計、園林設計はまだかなり立ち後れています。建設工法も相変わらず湿式工法にのみ偏っており、建設単位と対象別に施工の質の保障で水準の差は甚だしく、仕上げ建材の輸入依存度が高い上に、建設工事の機械化の比重が極めて低いのもわれわれの建築の質的な飛躍を妨げる主因であると言えます。
さらに重要な問題は、建設部門の活動家がわが党の建築理念と建設政策、朝鮮式社会主義の発展で建設分野を重視する党中央の意図を深く感得できず、建設で世界に先んじることのできる視野と眼識が狭小なことです。
建設部門の物質的・技術的土台が、建設事業を党の構想と意図通りに滞りなく展開し、推し進めることができるほど十分に準備されていないのも必ず解決すべき懸案です。
党は、今回の大講習会を契機に建設事業全般に新たな革新をもたらして、チュチェ建築を世界的水準で今一度質的に飛躍させるつもりです。われわれには、建設の新しい飛躍期、発展期を担い、先導できる聡明かつ有能な設計集団があれば、経験豊かな建設幹部と技能工もおり、大建設を後押しできる能力もあります。われわれはこれら全ての潜在力を最大限に活用し、建設革命を新たな段階で一層高揚させることによって、社会主義建設史にチュチェ建築の誇るべきページを引き続き記さなければなりません。
わが党は、今後20~30年を期限付きで全国人民の生活環境を根本的に改善してわが国を世界が羨望する社会主義理想国に、人民が最高の文明を享受し心安らかで睦まじく暮らす社会主義楽園につくり上げる壮大な青写真を示しており、建設部門はこの目標を実現する上で最前線の位置にあります。
建設は、人民にわが党の人民大衆第一主義政治とわれわれの制度の有り難さを肌で感じさせ、われわれが志向する創造の基準、美しい未来像を直観的に認識させて新時代の文明へと導き、誰もが偉大な国家の一構成員という誇りとよりよい明日への確信に満ちて社会主義愛国偉業に献身するように鼓舞する重要な政治的事業です。このような意味で今日の建設革命は、祖国の貴重な財産を創造する張り合いのある事業であると同時に、人々を啓発し、明るい未来へと導く思想教育過程、文化革命過程であると言えます。
建設はまた、社会主義の全面的発展と人民生活向上の前提であり、文明開化した未来を創造していく百年の計の愛国事業です。
われわれが目の前の困難だけを考えて建設に力を入れないなら、国家発展の基礎を固めることも、人民に幸せな生活をもたらすこともできません。建設はすなわち進歩であり、変革であり、未来への投資です。建設を優先させて力強く推し進めることによってのみ、経済の持続的成長のための新たな能力を備え、文化的進歩の拠点をより多く整えて、国家社会生活の全ての領域に人民が喜ぶ実際の変化をもたらすことができます。
われわれは建設における革命的な転換によって、困難を極める試練期、鍛練期を勇敢に乗り越えた偉大な人民が、革命の新たな高揚期、発展期にどのような理想と抱負を持って前途を切り開いていくかを世界に実物をもって示し、強国の地位をより強く宣揚しなければなりません。
今は骨が折れ困難であっても、将来を見通して自力で創造していく一つひとつの建築物は、わが人民と次世代に与えられる福楽の拠りどころになり、国家繁栄の強固な基盤になり、労働党時代の人々の気高い思想・感情と創造的知恵の高さを後世に伝える歴史の記念碑になるでしょう。
全ての参加者は今回の大講習会を通じて、建設を重視し、建設部門での革新的な変化によって社会主義建設の全般的発展を牽引しようとする党中央の意図を心に受け止め、党の建設政策に精通し、今後の建設において指針とすべき問題について正確に認識しなければなりません。
また、これまでの建設における成果と欠点、その原因と克服方途についてよく分析して互いの成果と経験を分かち合い、果敢な革新と発展を目指して確信を持って進むべきです。
現段階において建設事業で堅持すべき基本的方向は、人民の福祉増進のための対象建設に優先的な力を注ぐ一方、国の経済的土台を強化するための産業建設と国土建設を同時に推し進めることです。
社会の進歩と繁栄は、人民の文化生活水準と切り離して考えることはできません。われわれは人民により素晴らしい住宅と立派な文化生活環境を提供して、党と国家の人民的施策、社会主義本態をよりよく具現し、人々の生活リズムと生活習性、生活様式における肯定的な変化、政治意識と文明水準の向上を主導すべきです。
住宅問題は、わが人民が一番関心を持つ問題であり、社会主義制度の恩恵を直接肌で感じるようにする上で第一義的な問題であると言えます。第8回党大会で示された建設政策の核心は、わが国を、住宅問題を一番先に解決した国にするということです。党大会の決定通りに平壌市に5万世帯分の近代的な住宅を必ず建設し、検徳地区に2万5000世帯分の特色のある住宅が立ち並ぶ山岳峡谷都市、文明開化した鉱業都市を形成すると同時に、各道・市・郡でも年次別の住宅建設を大々的に推し進めて、5カ年計画期間に全国的規模で不足する住宅問題を基本的に解決しなければなりません。
わが人民と次世代が何羨むことなく思う存分学び、高い知識文明を習得し、無病息災の生活を送るよう立派な条件と環境が整えられた近代的な教育・保健医療施設を多く建設して、党の社会主義文明国建設の構想をより早く実現しなければなりません。これまでの経験と基準に基づいて各級教育機関と医療サービス施設、医薬品生産拠点の近代化を力強く推進すべきです。
わが人民が社会主義文明の実体を思う存分享受できるように、国の名山や名所に美しい自然景観とよく調和した人民の文化的休養地と観光地をつくり、全国の都市や村に特色のある公園や遊園地も引き続き設け、近代的なサービス施設もより充実に整えるべきです。
わが党は、社会主義建設において首都と地方、都市と農村の格差を根本的になくすことを重要な戦略的路線として打ち出しています。
わが党と共和国政府は、地方建設、特に農村建設を本格的に進めるために、毎年国家が全ての市・郡に定期的にセメントを提供することを政策化・法律化し、党中央委員会第8期第4回総会は、国の全ての農村を朝鮮式社会主義にふさわしく、当該地域の特性を明白に生かして建設する戦略的な課題を提示しました。
市・郡の機関所在地と農村の面貌と環境を一新することは、わが人民が喜び、文明開化した社会の建設を促す非常に張り合いのある事業です。党の地方建設政策、農村建設政策に立脚して国家投資を増やし、各道・市・郡では全ての道都と市・郡機関所在地、農村を社会主義の理想都市、理想村につくり変えるための地方建設革命、農村建設革命ののろしを上げるべきです。
産業建設と国土建設に力を入れて、経済発展の新しい基盤を不断に強化しなければなりません。
産業建設においてわれわれが達成すべき目標は、生産工程だけではなく、産業施設や文化厚生施設をはじめとする全ての施設を近代的に新設・改築して、国家経済発展の土台を新たに構築し、勤労者により素晴らしく先進的な労働生活条件を提供することです。建物の外部だけでなくその内容においても、施設の運営と経済的実利の側面においても、新時代にふさわしく、充実したものにすべきです。
さしあたって、C1化学工業創設対象と金星トラクター工場の改造・近代化、省エネ型製鉄炉の建設をはじめとする国家的な重要産業建設対象に力を集中して完工を早めるべきです。
仲坪野菜温室農場をモデルとして近代的な大規模野菜温室も建設し、各市・郡の食糧事業所と地方産業工場の近代化も推し進めるべきです。
国の発展の基礎となる鉄道と港湾、発電所をはじめインフラの建設に力を入れるとともに、海岸防潮堤と水利構造物の工事、河川整備と道路建設をはじめとする国土建設事業をねばり強く推し進めて国の面貌を変え、自然災害から人民の生命・財産と労して築いた物質的・文化的財産の安全を守るべきです。
このように、われわれがなすべき建設事業は膨大で力に余るものでしょうが、国家発展の坦々たる大路、人民生活向上の保証をもたらすための必須の工程であるという認識を持ち、責任を持って中断することなく推し進めると、われわれ自身だけではなく次世代もそのおかげを十分に被るでしょうし、近い将来にわが国は美しく住みよい社会主義理想国となるでしょう。
われわれが建設事業で一貫して堅持すべき基本的要求は第一に、建設事業に対する党中央の唯一的指導体系を確立することです。
前にも強調したことですが、建設事業は物質的富を創造する事業である前に、わが党の人民大衆第一主義政治を具現し、人々の精神文化水準を高め、国の面貌を一新する重要な事業です。建設事業に対する党中央の唯一的指導体系を確立してこそ、建設が朝鮮式社会主義の全面的発展を導く党の政策的意図と構想に即して展開され、われわれの時代に創造する全ての建築物にチュチェの建築思想と理念を正しく具現することができるのです。
建設の作戦から完工に至るまでの全ての工程において、党中央の建設構想と意図を貫徹するために思索と実践を集中させ、党の建設政策を唯一の指針、絶対的基準にして建設事業を組織・展開しなければなりません。建設事業において持ち上がる問題をそのつど党に報告し、結論に従って実行することを鉄則とすべきです。何かをもっとやりたくても、またやり遂げることができても、ひたすら党が承認した形成案通りに建設し、党の結論も得ずに建設を行うような不正常なことを絶対に許してはなりません。
建設事業で堅持すべき基本的要求は第二に、建築をあくまで政治化・政策化することです。
政治性を抜きにしたわれわれの建築は無意味なものです。われわれは建築において、政治思想性を度外視し、建設を実務化しながら建築美学万能主義、芸術至上主義に走ることを排撃します。建築の政治化・政策化は、チュチェ建築発展の中核であり、種子です。建築物に政治的なスローガンや標語を掲げることをはじめとして、建築においてわが党第一主義、われわれの思想第一主義、われわれの制度第一主義、朝鮮民族第一主義を直観的に具現することを恒久的な方針として捉えていかなければなりません。われわれが建設する全ての建築物は、この世にまたとないわが党と国家特有の主体的・人民的性格と国風で貫かれ、人民の志向と感情、偉大な強国の尊厳と気迫に満ち溢れた、生命力のある建築物となるべきです。
建設活動で堅持すべき基本的要求は第三に、労働党時代を代表し、象徴できる斬新かつ独特な建築様式を創造し、発展させることです。
建築様式は、その時代の志向と美的感覚、文明水準と国力の強さを直観的に示します。われわれは、労働党時代の文明を象徴する建築の形状、われわれの理想する建築芸術の面貌が集大成された朝鮮式の典型的な建築様式を創造し、建設全般に取り入れるべきです。朝鮮式の新しい建築様式の創造で重視すべき問題は、全ての建築要素で民族的香りが漂い、時代精神が脈打ち、革新と創造の気概が躍動するようにさせることです。言い換えれば、わが国固有の味わいと特色を生かすとともに、近代建築術の諸要求をわれわれの方式で具現しなければなりません。
建設事業で堅持すべき基本的要求は第四に、経済性と実用性を高い水準で保障することです。
建設には膨大な人的・物的資源が必要であり、いったん進行すると逆戻りできない特徴を持っています。建設は、どんな要求を持ち出し、どれほど質を保障するかによって、社会の進歩を強力に牽引することもでき、逆に阻害することもできます。そのため、建設は、国家の展望的な発展計画と一つに融合して科学的に見積もった上で進められるべきであり、また、建設総計画の作成から建築物の設計や施工をはじめとする建設の全過程で最良化・最適化された方案に基づいて、経済性と実用性が保障されなければなりません。建設で実利の原則を堅持し、世界的な趨勢とわが国の実情に即して資源や敷地、エネルギーの節約型建設を大いに奨励し、今日ばかりではなく今後50年、100年が経っても、経済力の向上と文明発展の土台になり、国家の繁栄を支える礎になるようにあらゆる面で完璧性を期すべきです。
われわれは、このような建設事業の基本的な方向と要求を確固と堅持し、新たな奮発力をもって大建設時代の革命的高揚を目指して総決起しなければなりません。
党の意図通りに建設で画期的な発展を成し遂げるためには、設計から進歩と変革を起こすことが必要です。
党のチュチェの建築美学思想と人民の理想が凝縮された立派な建築物は、まず設計台から生まれ、社会主義文明国を目指すわれわれの大きな進歩もほかならぬ設計から始まります。
わが党の要求は、設計図の一つの線、一つの点にも労働党時代の思想と精神、躍動する気概が反映され、世界と堂々と張り合う高い文明水準が映るようにすることです。この要求を具現すべき建築設計家にとって切実に必要なのは、党の思想と理念、人民の志向にかなった新奇なアイデアやインスピレーションを考え出すために努力し、新しいものでなければ認めようとも退こうともしない頑強な気質です。
設計家は、自分が創造する一枚一枚の設計図によって、わが党の路線と政策が現実となり、美しい祖国の明日が繰り広げられるということを銘記し、寸暇を惜しんで思索し、探究し、奮発し、奮闘しなければなりません。
建築設計で中心は、主体性と民族性を堅持し、独創性と便利性を生かし、実用化と機能化を保障することです。
党がつねづね強調している問題ですが、主体性と民族性は建築の生命であり、独創性と便利性、実用化と機能化は建築設計の指針です。設計部門では、わが党の建設政策の要求通りに先便利性と先美学性、先インフラの原則を堅持するとともに、全ての建築物を朝鮮人民の情緒と美感、わが国の実情に合うように、また、多様で特色がありながらも用途に合うように設計して、建築創造の新しい境地を開くべきです。
立面はすなわち建築物の顔であり、建築物の魅力は立面から表われなければなりません。
立面設計では類似性と反復を禁じ、全ての建築物の個性を生かすことが重要です。言い換えれば、建物の外形を見ただけでも何の建物かが一目で分かるように、骨格構造の特色を生かしながら造形芸術性が保障されるようにすべきです。立面形成において建築物の使命と用途、特性が集約的に反映された独特な種子を着想し、全ての部分と細部要素がそれに従うようにすることに注目を払うべきです。特に、同じ使命と用途の建築物であっても、山間地帯や海岸地帯、平野地帯に応じて当該地域の特性を生かしながら、非反復的で、単調なものにならないように、周辺の環境と調和するように設計すべきです。
建築物は、外形の見栄えもしなくてはならないが、その内部が実用性と便利性を保障しながらも、建築美学的に遜色のないものでなければなりません。
内部形成で基本は、実用性と便利性、芸術的造形化を同時に完璧に実現することです。実用性と便利性のみを強調して造形芸術性を軽視してもならず、造形化・芸術化に偏って実用性と便利性を逸してもなりません。
建物の使命と用途に合わせて機能的要求を十分に具現し、建築面積の利用率を最大限に高め、便利性をはかる方向で合理的な平面づくりを行うことに留意すべきです。これとともに、われわれの方式の斬新かつ多様な建築形成手法も積極的に考案・活用しなければなりません。
建築で室内装飾を適切に施すのが特別に重要です。室内装飾は一つの芸術だと言えます。室内装飾では、現代感を生かしながらもわれわれの好みに合わせることを原則とすべきです。屏風や絵をはじめとするいろいろな装飾構成要素や透かし装飾のような装飾手法も活用し、用途に合う多様な家具や備品をバランスよく配置する方法で室内装飾の効果を高めるべきです。
設計部門では民族的な建築様式を広く奨励するなど、建築物の外部と内部を民族的特色が生かされるように設計することに特に力を入れなければなりません。
建築物の形成案は、技術設計を通じて具体化され、技術設計の質によって建設物の質と安全性、技術工学的要求が保障されるものです。
技術設計では、科学性と正確性、合理性と繊細性を保障しなければなりません。党が承認した形成案と技術課題書に徹底的に準じて、建設資材と労働力を少なく使いながらも建築物の質と安全性を保障し、近代的美感と装飾的効果がよく生かされるようにしながらも、生活機能上の要求と技術工学的要求を十分に満たすことのできる最良化、最適化された技術設計案を出さなければなりません。
建設設計予算の作成に力を入れるべきです。設計予算の作成で労働力と資材、資金を正確に見積もらず余裕をつくったり浪費を招くような傾向をなくし、1工数の労働力や1グラムのセメント、1片の鋼材でも効果的に利用できるようにすべきです。
家具設計と園林設計に根本的な変革をもたらさなければなりません。
今、家具設計の水準が高くないので、よい材料をもっても家具を不格好で見栄えがせず、使用にも不便に作っており、そのため建物内部の気品も落しています。
家具設計では建築物の性格と内部空間の構造にふさわしく、人々の好みに合いながらも実用性を保障する原則を守るべきです。家具設計で多様化と造形化、多機能化と軽量化を重視し、一体式から組立式に転換し、全ての家具をその用途に合わせて設計すべきです。家具を木材だけではなく、いろいろな材料を利用して軽量で見栄えよく作ることを奨励し、家具の色も建築物の内部空間の色と調和するように選択すべきです。
近代建築において園林・緑化は重要な形成手段として作用し、園林・緑化水準は国の文明水準を示す尺度だと言えます。
園林・緑化も一つの造形芸術であるから、園林設計を先行させ、それに基づいて進めなければなりません。
園林設計を、周囲環境と地帯の特性、園林植物の生態学的特徴を考慮して建物の気品を高めながらも自然景観が生かされるように、造形芸術的に特色があるものにすべきです。園林設計で千編一律のやり方を警戒し、観賞的価値のある樹木を集中的に配置したり、芝生と花壇を調和よく造成したり、築山や岩のような要素も組み合わせて自然美を生かす方向で多様にすべきです。
園林設計家の視野を広め、園林・緑化に関する研究を深化させ、世界的に広く利用される方法をわが国の実情に合わせて取り入れるための仕事も正しく行うべきです。
設計部門では建設総計画の作成に力を入れなければなりません。
建設総計画は50年、100年先を見通して、党の意図に沿ってその理念から正しく定立し、種子とテーマを生かしながら当該地域と対象の具体的条件と環境、発展方向を科学的に見積もった上で長期的な展望に立って作成すべきです。
建設総計画の作成で重要なのは、当該地域と対象に合う中心軸を正しく設定し、機能別に区画を明確に定め、それぞれの区画の特色が生かされるように建築群を形成することです。起伏があり、平坦でない地形には自然起伏を利用して建物を配置することを原則とし、平坦な地帯には豆腐のように区画を四角に区分し、上品な建物を配置するのがよいでしょう。建築構成に参加するそれぞれの建物の独特な形式を生かしながらも、建物の間の芸術的相互性と互換性、連結性が円滑で、洗練されたものにすべきです。建設総計画の作成で給水、汚水処理、電力供給、情報通信網をはじめとする技術施設網計画を手抜かりなく立てて、人民がいささかの不便もなく生活できる条件と環境を整えることに力を注ぐべきです。
世界的な発展趨勢に即してグリーン建築、スマート建築をはじめとする建築設計案を探究・導入して、建築技術の先進性においても世界と競争すべきです。これとともに、港湾と鉄道、道路と橋梁の建設をはじめとする建設分野の全般的な設計水準をともに世界的水準に引き上げることに努力を傾注すべきです。
設計部門では、設計の指導と審議において主観主義、形式主義を打破し、科学性と迅速性を保障し、設計機関間の分野別・系統別提携の一致を徹底的に実現して、建設の作戦段階から勝利を確固と裏付けなければなりません。
建築物の質はすなわち施工の質です。
施工の質を保障する上では建設者の施工水準を高めるのが優先的です。建設単位では、建設者にいかなる施工課題も遜色なく遂行できる専門技能と等級を所有させる活動を力強く推し進めなければなりません。特に、仕上げ施工に熟練した技能工隊列を増やすことに力を入れるべきです。技術学習と技能伝習、技能工の競争などを実質的に行い、新入工が高級技能工と共に働きながら施工法を習い熟達するように施工労働力を合理的に編成して、全般的な技術・技能水準を速やかに高めるべきです。
建設部門では施工の質管理体系を確立し、先進的な質管里方法を取り入れ、施工の質問題においては絶対に譲歩や妥協をしないようにすべきです。
建設単位では施工指導陣容を強化し、施工を建築工学的・建築美学的要求に即して行うよう正しく指導するとともに、建設者に設計と施工基準、工法上の要求を正確に認識させ、徹底的に遵守するように要求の度合いを強め、作業総括も工事の質をもって厳格に行うべきです。誤った慣習や経験主義にとらわれて工法の要求を守らない時には重大な問題として取り上げ、是正させるべきです。
建設部門ではいつまでに工事を終えるとして突貫式に速度にのみ偏る偏向を克服し、先質後量の原則に立って建設物の質の保障に優先権を付与すべきです。
施工の質と速度は先進的な工法によって改善されるものです。建設部門では先進的な工法を取り入れるための新しい革新運動を展開しなければなりません。乾式工法を積極的に導入し、われわれの方式の色モルタル壁塗り工法を完成させることをはじめ、資材節約型・省力型工法についての研究と創案を深化させ、建設単位でも優れた新しい施工法を絶えず探究・適用すべきです。
建設を党の意図する水準で思い通りに中断することなく推し進めるためには、より多くの建材が必要です。
新時代の建設革命の炎が激しく燃え上がる今日、どこでも求めているのがセメントです。現存セメント工場をフル稼働させながら能力拡張工事を同時に推し進め、生産条件の有利な地域に先進技術が導入された近代的なセメント工場を建設して、第8回党大会が示したセメント生産目標を達成しなければなりません。
今年から市・郡に供給することになったセメントを無条件生産・供給すべきです。
建材工業部門では特に、仕上げ建材を自給自足し、建材品の多種化・多様化・多色化を実現するという党政策の貫徹において実質的な結果をもたらさなければなりません。われわれの設計でわれわれの建設者が施工するばかりでなく、われわれの資源と技術で作ったわれわれの方式の仕上げ建材をもって完成した建築物であってこそ、チュチェ建築を象徴すると堂々と言うことができます。
わが国の原料資源で新しい仕上げ建材を開発し、生産工程を確立するための活動を強力に掌握・推進しなければなりません。建材工業部門ではタイルと石材、ガラスと金属、プラスチック建材はもちろん、保温材と外装塗料、放水材料だけでなく壁紙とビニール・レザー、壁板をはじめとして、建設に必要な仕上げ建材を国産化するための正しい基準と目標を立て、計画的に実行すべきです。
仕上げ建材の質を改善し、生産量を増やすとともに、コストを下げるために努力しなければなりません。生産工程を近代化し、先進的な建材生産技術を積極的に取り入れ、建材品を品目と材質、大きさと形、色によって標準化・規格化すべきです。
グリーン建材に関する研究も深化させ、各種廃物を建材生産に効果的に利用する活動も行わなければなりません。
国内の建材工業を保護・育成するための活動に力を入れるべきです。国家的に建材工業部門に対する投資を増やすとともに、建築設計段階からわれわれの建材を利用することを奨励し、国内生産によって需要を十分に満たせる仕上げ建材に対しては輸入制限措置も講じるべきです。
建設を専門化・集中化するという党政策の要求を終始貫徹しなければなりません。
建設の専門化で基本となるのは、いかなる対象課題も十分に引き受けることのできる専門の建設陣容を確保することです。もちろん建設を大衆的にも行うべきですが、原則はあくまでも専門の建設陣容が受け持つことです。
専門の建設企業所が各自の役割を果たすようにさせるべきです。国家的に頓挫した建設企業所を整備・補強する対策を講じ、不足する労働力を補充し、近代的な建設装備も提供すべきです。
建設企業所も上部にのみ頼るのではなく、自らの技術陣を育成し、技能工の陣容を拡大し、建設装備と器具・工具を具備する活動に力を入れるべきです。
建設はあくまで建設計画に従って集中的に進めなければなりません。
建設を集中化するためには、まず建設の計画化から正しく行うことが必要です。
国家的にも、各道・市・郡においても、党の建設政策を指針とし、現実的条件や潜在力、可能性を具体的に見積もった上で年次別の建設計画を綿密に立て、無条件に実行することを鉄則とすべきです。建設を、国家と地域の経済発展、人民の生活向上を目指す展望目標との連関の中で検討し、方向と順序を正しく定め、計画的に実行すべきです。
建設計画が立てられた後は、それに即して設計と施工陣容、資材と資金を順次的かつ集中的に保障し、仕事の手配や指揮を迫力を持たせて行い、所定の期間内に完工するようにすべきです。具体的な見積もりもなしに、主観的欲望にとらわれて建設をあちこちに広げ、何かやるという面目だけ施したり、建設をずるずる引き延ばして労働力と資材と資金を浪費したりする傾向をなくすべきです。
建設の科学化・近代化に実質的な改善をもたらすべきです。
建設の科学化に対する活動家と建設者の観点と立場から変化が起こらなければなりません。建設は、人々の生命・安全と生活の保障、社会・経済の発展に直結しているため、根切りと骨組み、仕上げなどの全工程が科学性で貫かなければならないということを常に自覚すべきです。建設で科学技術上の要求を無視し、経験主義に固執しておおざっぱにする偏向を一掃し、設計から施工に至る建設の全過程が科学技術によって裏付けられ、とりわけ建設事業に最新科学技術の成果を積極的に取り入れる上で誰もが主人とならなければなりません。
建設部門の科学者、技術者は高い目標を立て、主体的立場に立って先進的な新しい設計方法と施工法、建材と建設装備、器具・工具を着想・開発するための探究に取り組むべきです。
建設部門の科学者、技術者は、研究討論会や学術討論会を通じて現実で提起される問題や新しい考案、積んだ経験をもって広範な討論と論争を行って合理的な解決策を見いだし、立派な成果を学び、一般化させるべきです。
平壌建築大学をはじめとする建設部門の教育機関では、わが党のチュチェの建築思想と近代建築発展の要請に即して教育事業を改善し、わが国の建築の未来を担って立つ有能な建設人材をより多く育てるべきです。建設部門大学の卒業生を設計機関と建設事業所をはじめとする専攻部門に配置して建設の科学化の実現に一役買うようにし、建設単位でも人材を見つけ出し、手塩に掛けて育てて自分の単位発展の旗手として育成すべきです。そして、科学技術普及システムと手段を積極的に活用して、活動家と建設者の知識水準を絶えず高めるべきです。
今、わが国の建設部門で一番脆弱なのは近代化の側面です。国家的に重要建設が提起されるたびに人海戦術に頼って大勢の人を動員させることが日常的なこととなっているため、常に労働力問題が提起され、他の部門の仕事にも影響を及ぼしており、建設の速度と質も十分に保障できず、資材も少なからず浪費しています。知識経済時代の今日に至っても、建設現場が大勢の人で埋め尽くされ、建設作業を手労働でするのは、わが国の建築の発展面貌にもふさわしくありません。
建設の近代化をこれ以上引き延ばすことのできない重大課題の一つとして捉えて、本格的に推し進めるべきです。
設計手段を近代化し、先進的な設計方法や設計支援プログラムを定期的に普及するシステムを確立して、いかなるハイレベルの設計も最短期間内に質的に行える条件を整えるべきです。
建設作業の機械化比重を一段と高めるべきです。国家的に近代的な建設装備と器具・工具を生産できる土台を築き、住宅建設だけでなく産業建設や国土建設をはじめ各種の建設作業に利用できる建設機械を開発・生産すべきです。建設単位が簡単な設備と器具・工具は自力で製作して利用し、器具・工具展示会や考案機材展示会などを定期的に催して、良いものを一般化させるための活動にも力を入れるべきです。
建設監督活動を強化しなければなりません。
建設監督の刃が鈍くなると、党のチュチェの建築思想と建設政策が正確に実行できず、祖国と人民の利益が侵害され、建築物の安全性も保証することができません。
建設監督機関は、党政策上の要求と国家の建設法に立脚して建設の全過程に対する監督・統制を党の原則に基づいて強く行わなければなりません。建設物の質の問題に対して党と国家と人民に全的な責任を持つという立場に立って、誰かの顔色をうかがったり、体面を考えたりせずひたすら国家が定めた監督の規定通りに活動すべきです。
建設監督機関は、いかなる対象や単位も規定通りに建設認可を受けた条件の下でのみ建設を行うようにし、設計で設計工学的要求を遵守しているのか、施工で設計に従って建築工学的・美学的要求を満たしているのかなどを厳しく監督・統制しなければなりません。全ての建設対象に対して竣工検査の基準を高く設定し、検査で合格した条件の下でのみ利用させる規律と秩序を強く確立すべきです。建設法に違反する行為に対しては、所属と理由にかかわりなく即座で問題視し、いかなる場合にも違法行為を絶対に許してはなりません。
この機会を借りて、地方建設、とりわけ農村建設について今一度強調したいと思います。
わが党が決心し、必ず実現しようとする地方建設革命、農村建設革命は、わが国の社会主義建設史にいまだかつてなかった壮大な事業です。
この事業は、長きにわたって農村に持続してきた垢をきれいに落とし、社会主義文明が開花する近代的な農村を建設するための一大変革であり、決して1、2年の間に終わる事業ではなく、中長期的な眼識を持って果断に推し進めて地方が変わる新時代を創造し、わが国の農業勤労者の世紀の宿望をかなえるための極めて責任ある事業です。
わが党の地方建設構想を実現する上で地方の建築設計と施工陣容を確保することが緊急課題となっています。党の措置によって全国の各道・市・郡で地方建設を同時多発的に展開しなければならないため、中央の設計陣容と建設集団の援助にのみ頼ってはいつまでも党の地方建設政策を貫徹することはできません。
地方建設において先駆的役割を果たすべき設計陣容を充実させ、その水準を不断に高めるべきです。
今回の建設部門活動家大講習会の重要な目的の一つは、まさに地方の建築設計陣容を強化して首都と地方の建築設計を同時に発展させるところにもあります。
わが党の要求は、地方建設を当該地域の固有の特色が生かされるように行うということです。地方ごとに自然地理的条件と経済発展環境がそれぞれ異なっており、歴史的に引き継がれてきた風俗にも差があるので、当該地域固有の特色を生かすためには、自然地理的特徴ばかりではなく、当該地域固有の経済的条件と世相風俗まで熟知し、それを設計に反映できる設計陣容が整っていなければなりません。
地方設計機関を建築学的眼識と能力のある人で固め、彼らの水準と役割を高めなければなりません。地方の設計家たちが建設実践を通じて実務能力を磨き、中央の設計家たちと共に働く機会にも多く学ぶようにすべきです。設計家が水準を不断に高めるように要求の度合いを強め、外国の先進的な建築資料に接するように条件を保障すべきです。美術に素質のある人をはじめ将来性のある人を建設部門大学に入学させ、自分の地方の設計陣容候補として立派に育てるべきです。
地方の施工陣容を固めて、いかなる建築物も自力で質的に施工できるようにすべきです。以前に強調した通りに、各地方では市・郡建設旅団を編制する活動を終えて技術・技能水準を向上させるべきです。各道・市・郡では専門建設隊や突撃隊で鍛えられ、高い技能を身に付けた人を根幹とし、彼らが技能を伝授する方法で技能工の隊列を拡大し、実力のある建設隊に育成しなければなりません。
地方建設陣容を整える上で各道・市・郡党委員会が基本的役割を果たすべきです。党が、今のように困難な時期に大量のセメントを農村建設に回す措置を講じたが、それぞれの地方の100年先を見通し、建設を長期的な展望に立って質的に行うためには、何よりも自己の建設陣容が強固でなければなりません。各道・市・郡党委員会は、地方建設陣容、特に設計陣容を強化する活動が、自分の地域の特色を生かして開発するための重要な保証であり、資源と財産をもたらす活動であることを銘記すべきです。
各地方では仕上げ建材の生産拠点を強固に築き、地元の資源をもって良質の仕上げ建材を開発・利用して特色を生かす方向に進むべきです。
定期的に行われる各道の建材展示会を着実に催し、総括・評価を正しく行って、この活動が仕上げ建材の国産化を促し、国の建材工業発展に寄与するようにすべきです。
党の意図に即して地方建設や農村建設に関する計画も、農村住宅建設を最優先して現実的に立て、無条件に実行する強い規律を確立すべきです。
建設部門の活動家と建設者の責任感と役割を画期的に強めるべきです。
建設部門の活動家と建設者は、党と革命、祖国と人民から与えられた重大な使命と責任感を重く受け止め、今日の建設革命で主力部隊としての責任と役割を果たすべきです。
また、党の建設政策に精通し、最新建設科学技術と優れた建設技能を身に付けるために不断に努力して、党がいついかなる建設課題も安心して任せられるように準備すべきです。
誰もが愛国心の高さは建設物の質で表われるということを肝に銘じ、1枚のレンガを積んでも清らかな良心と真心、技術を尽くすべきです。活動家と建設者は、設備と器具・工具を一つでも自分の瞳のように大切にし管理し、建設資材を極力節約し、何事をも几帳面に行うことを体質化すべきです。
新しい建設革命で軍民協同作戦の威力を今一度力強く発揮しなければなりません。
わが人民軍は国家防衛の重任を担っている超緊張の状況下でも、人民の幸福の創造者として建設の大繁栄期を開く壮大な闘争で実に多くのことを成し遂げました。 今日、チュチェ建築のモデルとして誇るに足る記念碑的建造物と大建設の各戦域には、党の命令・指示にいつも忠実なわが人民軍の愛国的献身と創造的知恵と才能がこもっています。わが党は、祖国の繁栄と人民の幸福のためにささげた人民軍軍人の英雄的偉勲と気高い献身を常に忘れておらず、わが人民は偉大な労働党時代を輝かせたわが軍隊の真の姿を永遠に誇るでしょう。
軍人建設者はこれまでと同様、新たな建設革命の先頭に立って、党の任せるいかなる対象課題も、党の定めた期間内に、党の望む水準で完璧に遂行することで、わが人民軍の威力を遺憾なく誇示すべきです。
建設部門の活動家と建設者は、人民軍軍人の絶対性、無条件性の精神と手際よく几帳面な建設教育者の仕事ぶり、気迫に満ちた楽天的な闘争気風を見習って、各建設現場で新しい奇跡と偉勲を生み出し、全ての建築物を朝鮮式社会主義文明を象徴できるように最高の水準で建設すべきです。
党組織は新しい建設革命のための闘争で自らの責務を円滑に果さなければなりません。
党組織は活動家と建設者に、戦後ゼロから社会主義楽園を打ち建て、チュチェ建築の新しい歴史を開いた
党組織は、活動家と建設者がわが党のチュチェの建築思想と建設政策でしっかりと武装し、徹底的に具現するように思想教育を強化して、党の構想を建設実践をもって実現していくようにすべきです。
党組織は、建設現場に強力な宣伝・鼓舞陣容を展開し、視覚宣伝と生産鼓舞活動を活発に繰り広げて大衆の精神力を一層高揚させ、社会主義的競争熱風を巻き起こして建設現場が新たな奇跡創造で沸き立つようにすべきです。
党組織は、わが党が一番大事にしている建設者の生命・安全に第一義的な関心を払い、労働安全が完全無欠に保障されなければ誰も建設をすることができないように党として強く統制し、それに対して実際的な責任を負うべきです。
党組織は、労働負荷の大きい建設者に立派な給養条件と十分な休息条件を保障し、工事現場で働く建設者が気遣わないようにその家族の生活も温かく見守るべきです。
わが党の人民大衆第一主義建築思想を完璧に具現して人民に何羨むことのない生活を享受させ、チュチェ建築の面貌を一新する上で建設部門の活動家が担っている任務は極めて重大です。
私は、建設部門の全ての活動家と建設者が党の雄大な大建設構想を体し、偉大なわが国家の富強・発展と人民の福利のための新たな建設革命の持ち場で引き続き誇るべき偉勲を創造することで、朝鮮式社会主義の文明発展を力強く先導していくものと確信しています。