会議に朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員と党中央委員会政治局委員、委員候補が参加しました。
国家非常防疫部門の人と一部の国防省の指揮メンバーが傍聴しました。
政治局はまず、党中央委員会総会を招集することを協議しました。
会議では2022年度の党及び国家政策実行中の状況についての中間総括をし、一連の主な議題を協議し決定するために、6月上旬、党中央委員会第8期第5回総会を招集することについての朝鮮労働党中央委員会政治局の決定が全会一致で採択されました。
次に政治局は国にかもされた防疫の危機状況に対応するためのことを協議しました。
政治局は次のように認めました。
2020年2月から今日に至る2年3ヶ月にわたって固く守ってきたわれわれの非常防疫部門に亀裂が生じる国家最重大非常事件が発生した。
国家非常防疫指揮部と関係機関は、この5月8日、首都のある団体の発熱者から採集した検体に対する厳しい遺伝子配列の分析結果を審議し、最近、世界的に急速に拡散しているオミクロン変異株「BA.2」と一致すると結論付けた。
会議では全国的な拡散状況が通報され、今後、防疫部門で戦略的主導権を握るための緊急対策が上程され、審議された。
政治局は目下状況に対応して、国家防疫システムを最大非常防疫システムへと移行させるのが必要だと認めた。
各党、行政、経済機関、安全、防衛、国防部門など国の全ての機関と全ての部門で最大非常防疫システムが稼動するのにふさわしく、確実な活動システムを構築し、国家活動が円滑に行われるようにするための諸般の措置が講じられた。
会議では目下防疫危機状況にあわせて、国家防疫を最大非常防疫システムへと移行させることについての朝鮮労働党中央委員会政治局の決定が採択されました。
そして科学的で集中的な検査と治療に至急着手する必要性について強調し、党と政府が今のような非常時を予見して備蓄しておいた医療品の予備を動員するための措置を稼動することにしたと述べました。
また保健医療部門と非常防疫部門では住民全体に対する集中的な病気検査と検診を厳しく行い、医学的な監視と積極的な治療対策を立てると共に、活動空間、作業空間、生活空間の隅々にいたるまで消毒を強め、悪性伝染病の拡散の根源を遮断し掃滅することについて述べました。
さらに党と政権機関は強度のある封鎖の状況下で、人民がなめる不便と苦衷を最小化し、生活を安定させ、いささかの否定的現象も現れないよう対策を徹底させるべきだと述べました。
そして国家防衛の前哨をさらにしっかり固め、防疫対戦での勝利を武力で裏打ちすることを強調し、前線と国境、海上と空中で警戒勤務をさらに強め、国防で安全の空白が生じないよう万全を期することを特別強調しました。
そして、人民と人民軍軍人の皆は強い信念を胸に、偉大な力を倍加して、防疫対戦を成功裏に締めくくることにより、われわれの信念、われわれの意志、われわれの団結で持って、われわれ自身の大事な生命と生活、未来をあくまで守っていこうと熱く呼びかけました。
朝鮮労働党中央委員会政治局は党中央軍事委員会の緊急な指示と内閣の緊急な指示を審議・承認し、下達することにしました。