金正恩総書記が国家宇宙開発局を現地指導しました
朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長の敬愛する金正恩同志が4月18日、国家宇宙開発局を現地指導しました。
朝鮮労働党中央委員会パク・テソン書記、朝鮮労働党中央委員会キム・ジョンシク副部長、キム・スンチャン金日成総合大学総長兼教育委員会高等教育相、キムチェク工業総合大学パク・チミン総長を始め、教育・科学研究機関の責任者、情報通信科学技術研究部門の技術者、専門家と朝鮮人民軍偵察総局技術偵察局の指揮メンバーが同行しました。
金正恩総書記を現地で国家宇宙開発局と国防科学院の指導幹部が出迎えました。
総書記は、宇宙科学研究院と宇宙環境実験施設などを見て、国の宇宙産業をビジョンを持って拡大・発展させるための朝鮮労働党の遠大な宇宙征服の政策に示された当面の科学研究活動の捗り具合と近年、宇宙科学研究部門で達成した核心技術の開発及び生産推進の実態について詳しく把握しました。
総書記は、国家宇宙開発局が第8回党大会と党中央委員会第8期第5回、第6回総会が示した宇宙政策の当面の目標と展望目標を達成するための核心技術の研究でかつ目すべき成果を収めたことを高く評価しました。
総書記は、科学技術によって推進され、裏打ちされる社会主義経済強国の建設において宇宙産業の発展はとても重要な意義があるとし、宇宙分野の科学技術を画期的に発展させる上での重要課題を与えました。
金正恩総書記は、宇宙産業の進展は世界的な経済及び科学技術強国の地位を確保するための早道を切り開く上で核心的な要素、総合的国力の示威になる、独自の宇宙開発に拍車をかけ続けて、国の経済発展を力強く主導できる堂々たる宇宙産業を建設すべきだと述べました。
そして、宇宙分野の加速的発展を成し遂げるために、現段階で国家の戦略的利益の見地からして、先進的で価値ある宇宙開発計画から先行させ、実行するべきで、その成果を絶えず拡大して究極的にはわが国を世界的な宇宙強国につくるのが労働党と共和国政府の揺ぎ無い立場だ、
とりわけ、気象観測衛星、地球観測衛星、通信衛星の保有を先占ポイントに設定し、災害性気象に徹底的に対応し、国の資源を効果的に保護・利用し、人民経済の科学的発展を強力に促がす可能性を早急にもたらすべきだと述べました。
また、各教育・科学研究部門が実用的な様々な用途の衛星開発に積極的に乗り出すシステムを立て、国家の投資を増やして宇宙科学技術分野の発展を図るよう働きかけるのが重要で、多様な衛星開発が加速化するのに相応しく、スタンダードの信頼性のある運搬ロケットの生産を本格的に行い、宇宙強国建設の理想と抱負が反映された衛星発射場を立派に建設すべきだと強調しました。
金正恩総書記は、アメリカ帝国主義者が原子力空母と核戦略爆撃機を始め、各用途の膨大な戦略装備を朝鮮半島と周辺地域に常時配置のレベルで展開して南朝鮮を侵略の前哨基地、戦争火薬庫に変えている目下の実態と合同準備態勢の口実の下に共和国の自主権と領土保全を脅かすアメリカと南朝鮮の軍事行動がいっそう露骨になりうる先々の懸念から出発して、朝鮮労働党第8回大会は国防力発展の5大重点プロジェクトに、敵対勢力の軍事的企図と動きを常時把握するための宇宙偵察能力の保有をわが国家の防衛力建設の最も重大な先決課題にしたことを喚起しました。
総書記は、軍事偵察衛星の保有がエスカレートしているアメリカと南朝鮮の軍事的脅威と挑戦から国家の安全環境と領土保全、人民の安全と発展利益を守り、状況に応じて先制した軍事力を使用するための自衛の国防力の強化で果たす役割と戦略的価値、その意義について改めて明らかにし、これを獲得するのは目下の朝鮮半島の安全環境の要請からして、また将来的な脅威を管理するという見地からして、絶対に放棄することも、見逃すことも、取り替えることもできない必須不可欠の共和国の武力強化の先決課題となり、あくまでわが国家主権と正当防衛権に属すると述べました。
金正恩総書記は、アメリカと南朝鮮が今年に入って最も敵対的なレトリックを使って、明白な行動で示したように、これからも「拡大抑止力の提供」と「韓米同盟強化」の名の下に反共和国の軍事態勢をいっそう強化しようと企んでいる状況下で、わが国家が現在と未来の懸念すべき安保環境に相応する軍事的抑止力を培うのは余りにも当然なことで、ここで軍事偵察手段を獲得し、運用するのはわれわれの様々な戦争抑止手段の軍事的効用性と実用性を高める上で何よりも重大な最優先課題になると述べました。
そして4月の現時点で製作完了した軍事偵察衛星一号機を計画された期日内に打ち上げるよう、非常設衛星打ち上げ準備委員会を構成して、最終的な準備を早急に終え、これから連続的に複数の偵察衛星を多角的に配置して、衛星による偵察情報の収集能力をしっかり構築するための課題を与えました。